【グリーンレーザー治療法】
●前立腺肥大症の治療に最新レーザー機器を導入

医療法人社団医新会 神田医新クリニックは、前立腺センターとして、前立腺肥大症の治療に専念してまいりました。
この度、最新の前立腺肥大症の治療レーザーである
「グリーンライトレーザー(PVP)」を導入し、特殊なレーザー光線による短時間で出血の少ない治療が出来るようになりました。
本機器につきましては、院長 藤原博通医師が研究と技術取得を行い治療させていただきます。
●PVPは患者さまに非常に優しい治療

前立腺は男性の膀胱の下にある尿道を取り囲んでいる臓器です。
前立腺肥大とは加齢に伴って前立腺が肥大すると、尿道が圧迫され狭くなり尿の流れが妨げられ、下記のような排尿症状を引き起こします。
「排尿時にいきむ必要がある」
「残った感じ(残尿感)がある」
「尿の勢いが弱い、時間がかかる」
「頻尿、特に夜間頻尿がある」
この度泌尿器科に導入したグリーンライトレーザー(PVP)は、高出力532nmレーザーで前立腺肥大組織を除去(蒸散、凝固)するシステムを用いた治療法です。
●グリーンライトレーザー(PVP)の特徴
・手術手技が他の手術に比べて比較的簡単
・他の手術に比べ、出血や術後の痛みが少なく安全
・尿道カテーテルを短期間で抜くことができる
・早期に尿の勢いが回復し、入院期間が短く、早く通常の生活に戻れる

グリーンライトレーザー(PVP)は患者さまに非常に優しい治療であるとともに、医師・看護師にとっても安全な治療法です。
もちろん保険治療可能です。
●グリーンライトレーザー(PVP)治療の流れ
前立腺の大きさに関わらず、一泊入院の治療で翌日には退院が可能です。
【前立腺肥大症高温度治療】
●切らない前立腺肥大症治療
軽い前立腺肥大症でしたら、お薬や生活習慣の改善だけでも治療は十分に可能です。
しかし残尿が発生するような中度~重度の前立腺肥大症になってくると、かつては開腹しての前立腺切除手術という選択肢しかありませんでした。
手術は入院が必要で、また感染症や性機能障害を引き起こすことがあるのが欠点でした。
(現在でも経尿道的前立腺切除術が標準治療となっております。)
しかし、低侵襲な(からだに負担のかからない)
前立腺肥大症高温度療法により、中程度の前立腺肥大症でしたら入院しなくても治せるようになりました。
※前立腺肥大症高温度療法は
健康保険が適用されます。
●前立腺肥大症高温度治療とは
前立腺肥大症高温度治療とは前立腺組織を温め、組織を変性させる治療です。

当院ではマイクロ波を用い、局所麻酔下で尿道から特殊な細いカテーテルを挿入し、前立腺組織に高熱を加え、組織を破壊し、前立腺による、尿道への圧迫を軽減します。
1) 開腹する必要がなく、安全である
2) 確実な効果が期待できる
3) 逆行射精などの副作用が起こりにくい
4) 外来診療でおこない、健康保険も適用されるので、身体的・
経済的負担が少ない
治療時間は1時間ほどで(実際にはさらに検査などの時間がかかります)、日帰りから一泊の入院で行う治療です。
仕事で忙しいビジネスマンにとってはもちろん、高齢者の方にとっても、長期入院や感染症のリスクを防げるという面で、やさしい治療法なのです。
<マイクロ波(タージス)>
●神田医新クリニックの前立腺肥大症高温度治療の特徴
現在広く普及している従来の温熱治療装置では、ほとんどが45~50℃までしか加熱できません。
これでは患者さんが期待している治療効果が得られず、また繰り返し何度も治療を受けなければならないケースも起こりがちなのです。
前立腺組織を80℃近くまで上昇させ、患者さんの負担を最小限に抑えつつも、より確実な効果が得られます。
安全性・治療効果の高さは、治療実績で証明済みです。また、中程度の肥大だけではなく、重度の肥大症の一部にも治療を適用できます。
●前立腺肥大症治療の流れ
1:局所麻酔下で、尿道にカテーテル(細い管)を挿入します。
2:直腸に温度センサを装着(直腸温度を監視するため)します。
3:仰向けに寝たまま、約1時間治療します。
4:治療中は、麻酔により尿意感や不快感、疼痛は軽減されます。
5:治療中、前立腺組織内は45℃以上、80℃近くまで上昇します。但し、尿道や直腸は高温になりませんのでご安心ください。
尚、治療後は加熱により、前立腺が腫れ(急性浮腫期)尿が出にくくなるので、導尿用カテーテルを尿道から挿入し、5日~1.2週間後に抜きます。
直後から歩行やシャワーも可能で、食事制限もございません。
【がん温熱療法(ハイパーサーミア)】
●「ハイパーサーミア」とは?
[ハイパーサーミアパンフレット]
「ハイパーサーミア」とはがん組織を電磁波で加熱して治す、新しいがん温熱療法です。
通院治療で、所要時間は30分~1時間ほどです。
健康保険が適用できます。(1クール、4回まで)
がん組織以外にはダメージを与えませんので、副作用もほとんどなく、脳・眼球・血液の癌以外のほぼ全ての部位のがんに適用できます。
加熱によるがんの治療効果だけではなく、がんの標準治療である化学・放射線治療や、がん免疫療法など、他のがん治療法の効果を高める作用(増感作用)もあります。
他の標準的ながん治療法と併用することによって、多数の治療例が報告されています。
●ハイパーサーミアのしくみ
「通常の細胞よりも熱に弱い」という、がん細胞の弱点をつく治療法が、ハイパーサーミアです。
人間の細胞は、42~43℃以上に加熱されると、死滅します。
健常な組織では、加熱されると血管が拡張して細胞を冷却しますが、がん組織内では血管が拡張されず、冷却が起こりません。
がん組織がちょうど42~43℃になるように加熱すると、通常細胞にはダメージを与えずに、がん細胞のみを選択的に殺すことができます。
また、細胞を加熱すると、「ヒートショックプロテイン」というたんぱく質が作られます。
ヒートショックプロテインには細胞を熱変性から守るたんぱく質ですが、その他にも、
(1)リンパ球を活性化して免疫能を高める
(2)がん細胞の抗原提示を活発にし、リンパ球ががん細胞を識別しやすくなる
という効果があります。
副作用が少なく、他のがん治療法と併用することで、治療効果や生活の質を高めることができます。
化学療法との併用では、細胞膜が熱で変性し、細胞内に抗がん剤が取り込まれやすくなり、且つ癌免疫能を抑える制御細胞を抑制します。
そのため
低容量の抗がん剤でも効果を上げることができ、副作用を軽減することができます。
放射線療法との併用では、放射線の効きにくい、分裂前のDNA複製時期の細胞に対して、ハイパーサーミアが有効ですので、併用による相補作用が期待できます。
●当院の最先端の高周波ハイパーサーミア装置「サーモトロンRF-8」
当院では、ハイパーサーミア装置として「サーモトロンRF-8」を用いております。
体表面から癌の病巣を二つの電極で挟み込み、高周波数の電磁波を加えて患部の生体分子を振動させ、がん組織を内部から発熱・壊死させます。
電極にはボーラスという水袋がついており、温水や冷水を環流させて、皮膚面を冷却して保護します。
周囲の正常組織にはダメージを与えることなく、がんの病巣のある領域だけを集中的に加熱治療することができます。
人によっては、加熱するときに、電極の当たる部分が熱かったり、ぴりぴり感じたりしますが、慣れてくるとサウナで一汗かくような感覚で通院している方もいらっしゃいます。
副作用はほとんどなく、肉体的にも経済的にも負担の少ない、患者さんに優しいがん治療法です。
【男性更年期ドックのご案内】
●男性更年期とは?
男性更年期とは、40歳前後~60代前半の男性において、加齢や心身の過度のストレスなどが原因となって、さまざまなテストステロン(男性ホルモン)欠乏症状が生じる現象です。
うつ様症状、イライラ、倦怠感、頭痛、肩こり、動悸、息切れ、顔のほてり、手足のしびれ、などのさまざまな症状があらわれます。
男性更年期症状の治療法としては、HRT(男性ホルモン補充療法)や漢方薬、アミノ酸療法などがあります。必要に応じて、神経症、うつ、EDの治療薬を併用。
また、治療後の再発予防を目的とした、食事療法や運動療法、精神療法も行います。
検査から治療までトータルにお任せください。
●男性更年期ドックの概要
血液検査(肝機能・腎機能・脂質・前立腺特異抗原・テストステロン・フリーテストステロン・プロラクチン)、男性更年期チェック表にて判断します。
●男性更年期ドックの費用
料金は自費診療で、
10,000円(税込)になります。
●男性更年期ドックの所要時間
実質30分ほどあれば終わりますが、混雑状況によってはお時間を頂く場合がございます。
●男性更年期ドックの予約
平日月曜日~金曜日の午前8:30~11:00の時間帯にご予約下さい。
ネットでのご予約は承っておりませんので、お手数をおかけしますがお電話にて(03-5833-3240)ご予約をお入れください。
お電話の受付時間は、平日月曜日~金曜日の午前8:30~午後5:00までとなっております。
●男性更年期ドックの検査の前に
男性ホルモンの値は、日内変動し、午前中にピークを迎えます。
正確な検査データを得るために、体内の周期を乱さないよう、普段通りお過ごしください。
夜更かしはせず、前日の夜には睡眠をとるようにしてください。
男性更年期ドックのみの受診の場合には、朝食も召し上がって大丈夫です。
●男性更年期ドックの検査結果
検査結果は、約3週間後に郵送となります。