医師のご紹介
●田村利之
▼経歴
・東京医科大学 卒業
・東京医科大学病院 研修医
・昭和大学精神医学教室 入局 (昭和大学附属烏山病院 勤務)
・昭和大学横浜市北部病院
・昭和大学藤が丘病院
・昭和大学附属東病院
・昭和大学附属烏山病院
・烏山たむらメンタルクリニック開院
▼所属学会
・日本医師会認定産業医
▼所属学会
・精神神経学会 専門医
●幾瀬大介
●笹森大貴
主な対象疾患
●うつ病
現代人はストレスに溢れた社会に生きています。ストレスがうまく解消されないで、心の不調をきたすようなことは誰にも起こり得ます。うつ病もそんな不調の一つです。
一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめない、食欲が無い、眠れない――こんな状態が2週間以上続いたら、うつ病のせいかも知れません。単なる気分の問題だなどと考えず、うつ病を疑ってみる必要があります。
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●適応障害
適応障害とは、新たな社会環境にうまく慣れることができず、抑うつ気分、不安感、不登校、職場不適応、出勤拒否、対人トラブルなど、さまざまな症状や問題が現れて、社会生活に支障をきたす心の疾患です。
特に、就学、転校、就・転職、職場での配置転換や転勤、結婚・離婚、近親者との死別といった身の回りに大きな環境変化が生じて、その新たな環境への適応を迫られた際に発症するケースが多いと言われます。
適応障害は、誰にも起こり得るような環境変化のストレスによって、予想以上に精神的ダメージを受けた状態です。その背景には、周囲のサポート不足や本人の精神的な脆弱性が関与していると考えられています。
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●不眠症
「寝つきが悪い」「夜中や早朝に目が覚める」「熟睡感が無い」――こうした睡眠トラブルのために、日常生活に支障をきたす状態になり、しかもそれが慢性的に続くようなら、それは不眠症かも知れません。
しかし、睡眠時間には個人差があるため、7時間以上眠っているにもかかわらず「眠れない」と感じる方がいる一方で、3~4時間の睡眠でもまったく問題の無い方もいます。
そのため、客観的に何時間眠っていようと、本人が安眠・快眠できないと自覚する状態が続けば、不眠症と診断することになります。
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●パニック障害
何の前触れもなく、ある日突然、息が苦しくなったり、めまいや動悸などに襲われるといった“パニック発作”を起こし、そのために生活に支障をきたす疾患がパニック障害です。
その時の不安と恐怖は大変なもので、「死んでしまうのではないか」と思うほどの激しい発作に見舞われ、しばしば救急車で医療機関に運ばれますが、通常は30分ほどで症状は治まります。パニック障害の発作で死ぬようなことはありません。
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●身体表現性障害
身体表現性障害とは、痛みや吐き気、しびれなどの自覚的な体の症状があり、日常生活を妨げられているものの、それを説明できるような身体疾患や何らかの薬物の影響、精神疾患などが認められず、むしろ心理・社会的要因によって説明されうる疾患のことです。
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●社会不安障害
たとえば結婚式でスピーチをする時など、大勢の人の前に立った際の緊張・あがりは誰にも経験があるでしょう。通常であればそれはごく自然な感覚です。しかし、このような状況を恐れるあまり、その状況を避けようとして学校や会社に行けないなど、日常生活に支障をきたすようになると、それは社会不安障害であり、治療の対象になります。
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●強迫性障害
強迫性障害は、ある考えや行為にとりつかれてしまい、自分でも「ばかばかしい」「不合理だ」とわかっているにもかかわらず、どうしてもそれを排除することができず、日常生活に支障をきたす病気です。
強迫症状は「強迫観念」と「強迫行為」に分けられます。
強迫観念とは、自分でもばかばかしいとはわかっていながら、どうしてもくり返し頭に浮かんでくる考えです。
一方、強迫行為は、意味が無いとわかっているのに、止められずに何度も繰り返してしまう行為です。
強迫行為は強迫観念に基づいており、両者を切り離すことはできません。
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●双極性障害(躁うつ病)
うつ病では「うつ」症状だけが現れますが、双極性障害(躁うつ病)は「躁」と「うつ」の両方の症状を繰り返す精神疾患です。
双極性障害の原因は、まだ完全には解明されていません。
しかし様々な研究から、遺伝的要素、環境的要素、病前性格などが関係し合って起こるのではないかと考えられています。
また、双極性障害の約2/3の人が「うつ」から始まることもわかってきました。「うつ」だけを数回繰り返したのちに、ある日突然、「躁」になるタイプがあり、最初 は「うつ病」と思っていたのに、実際には双極性障害だったというケースも少なくないようです。
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●統合失調症
統合失調症の多くは思春期から青年期に発症し、幻聴や妄想といった症状が特徴的な精神疾患です。この病気は脳の神経ネットワークにトラブルが生じる「脳」の機能障害で、およそ100人に1人弱の割合で発病します。
生まれながらストレスに対するもろさがあり、そこに限度以上のストレスがかかると、脳内の神経系に異常をきたして発症すると言われます。
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●認知症
認知症とは、正常に働いていた脳の機能が低下し、記憶や思考への影響が見られる疾患です。物事を記憶したり判断したりする能力や、時間や場所・人などを認識する能力が低下するため、実生活に支障が生じてきます。
今まで普通にやれていたことが急にできなくなった、通い慣れていたはずの道がわからなくなった、同じことを何度も聞いたりするようになった――こうした“もの忘れ”には、単なる加齢による場合と認知症の初期段階の場合とがありますので、一度、専門医療機関を受診なさるよう、お勧めいたします。
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セカンドオピニオン
セカンドオピニオンとは、病院・クリニックなどで既に診療を受けている患者さんが、現在の診断・治療法などについて、他の医療機関・医師の意見を聞き、その意見を患者自身が今後の治療法の決定をする際の判断材料とすることです。
日本の心療内科医・精神科医は皆、基本的な知識と経験は一様に持っていると考えられます。しかし、医師によってそれぞれ個性や強みがあるのも事実で、たとえばお薬の選択・使い方にも差が見られます。
治療を進める上で大切なのは、患者様が主体的に考え、十分に納得のいく選択をしたうえで治療を受けることです。セカンドオピニオンは、自分の病状について、他の医師の視点を取り入れ、よりよく理解するのに役立ちます。
最近は、患者さんがより適切な治療を受けられるようにと考え、セカンドオピニオンを勧める医師が増えています。
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